はじめてのことで何もわからない…
何から決めればいいかわからない…
このような声をたくさんいただきます。
まずは、ひとつずつ確認しながら整理していくことで、焦らずに検討を進めることができます。
高齢者の住まいは、ご本人の状況によって、選ぶべき施設やサービスは変わります。
このような声をたくさんいただきます。
まずは、ひとつずつ確認しながら整理していくことで、焦らずに検討を進めることができます。
ご本人はもちろん、ご家族がどのような暮らしをしたいのか、どのようなサービスを必要としているのか、今の困りごとを整理しましょう
認知症対応が
必要か
身体介護が必要か、
どのような
介護が必要か、
要介護認定は
もっているか
在宅酸素や胃ろう、
カテーテルなどの
医療行為が必要か
日常の
医療的サポートや
管理が必要か
よく聞く
困りごと
施設の種類によっては、入居の条件に要介護認定が設定されていることが多くあります。施設への入居を考える際には、まず要介護認定を受けておく方が良いでしょう。
きほんのき 「介護保険と要介護認定」
自身や家族に介護が必要になった場合、介護サービスを利用するためには要介護(要支援)認定を受けることが必要です。
介護保険制度は、これまで主に子どもや家族が担っていた高齢の親の介護を、家族だけに抱え込ませず、高齢者の介護を社会全体で支えていくことを目的に2000年に創設された制度です。
介護を必要とする人が少ない負担で介護サービスを利用することができるよう、社会保険方式が採用されており、全国の市区町村が保険者になっています。40歳以上の人が被保険者となり、被保険者が納める介護保険料と税金で運営されています。
日常生活の中でどれくらいの介護サービスを行う必要があるかを判断するもので、心身の状態により7つに分類されます。
介護の必要度 軽い → 重い
認定は保険者である市区町村に申請し、調査員による訪問調査や主治医の意見書をもとに介護認定審査会による審査・判定が行われ、原則として申請から30日以内に市区町村から認定結果が通知されます。
介護保険サービスを利用する際には原則1割(一定以上所得者の場合2割または3割)の自己負担が必要となります。
月々の生活や介護、医療等の費用のほか、民間の施設では前払金等の入居前に支払う初期費用が必要な施設もあります。ご本人やご家族がどれくらいの予算をかけられるかによっても、選べる施設に違いが出てきます。
「初期費用にどれだけ割り当てることが可能か」 「毎月無理なく支払うことができるか」 「自己資金での生活継続が可能か」 など施設に入居してからも生活は続いていきます。しっかりと考えておく必要があるでしょう。
ご本人の住み慣れた地域、住みたい地域、ご家族の近く、ご家族が通いやすい地域など、選択肢は多くあります。
ただ、高齢者の施設での生活においては定期的な通院や緊急時の対応など、ご家族でなければならない場面が多くあります。電車などの公共交通機関によるアクセスか、自家用車によるのかも検討する必要があります。
高齢者の住まいには実はたくさんの種類があります。施設ごとに入居条件が異なり、提供しているサービス内容などにも違いがあります。
きほんのき 「高齢者の住まいについて」
高齢者の住まいには簡単に分類すると以下のような種類があります。それぞれの特徴を確認して施設やサービスを選ぶ必要があります。
| 種類 | 運営 | 特徴 |
|---|---|---|
| 有料老人ホーム | 民間 | 自立から要介護まで、さまざまなニーズに対応。施設によって大きく差がある |
| サービス付き 高齢者向け住宅 |
民間 | 「安否確認」や「生活相談」のサービスがついた住宅。個室で生活の自由度が高い |
| グループホーム | 民間 | 入居対象は認知症の方。少人数で職員のサポートを受けながら共同で生活する |
| 特別養護老人ホーム | 公的 | 通称「特養」、要介護3以上の方が入居対象。人気でなかなか入居ができないことがある |
| 介護老人保健施設 | 公的 | 通称「老健」。入居期間は原則3ヶ月、リハビリを通じて在宅復帰を目指すための施設 |
| 介護医療院 | 公的 | 長期の療養が必要で、介護だけでなく医療的なケアも必要な、要介護1~5の方が対象 |
| ケアハウス | 公的 | 一人暮らしに不安がある方や家族の協力を得にくい方が安心して暮らすための施設 |
公的施設は、介護保険制度に基づく公的支援があるため、費用を比較的抑えることができます。しかし、入居には要介護度などの条件があり、入居までに時間がかかる場合もあります。
一方で民間施設は、自立から要介護まで幅広い方が利用でき、施設やサービスの選択肢も豊富ですが、サービス内容や費用については施設ごとに大きな違いがあります。
私たちベストライフでは、「有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」を展開しています。
有料老人ホームは、高齢者に下記のいずれかのサービス(複数可)を提供する生活施設で、提供しているサービスも価格帯もホームによりさまざまあります。
食事の提供
介護
(入浴・排泄・食事)
の提供
健康管理
洗濯・掃除などの
家事のサポート
さらに、有料老人ホームには3つの種類があります
| 介護付有料老人ホーム | 施設の介護・看護スタッフから、包括的に介護保険上のサービスを受けることができる |
|---|---|
| 住宅型有料老人ホーム | 必要に応じて入居者が外部のサービス事業所と契約して介護保険サービスの提供を受けることができる |
| 健康型有料老人ホーム | 食事などの日常生活に必要なサービスが付いた高齢者向け居住施設。原則介護が必要になったら退去しなければならない |
「サービス付き高齢者向け住宅」は、安否確認や生活相談などの生活支援を受けながら、自分のペースで安心して暮らせる住まいです。バリアフリー設計や個室など、安全で過ごしやすい環境も整っています。
「どのような施設」、「予算」、「どのような場所」が決まったら資料請求をするなどして複数の施設を比較検討することが大切です。各施設に直接問い合わせるほか、地域の地域包括センターや担当のケアマネージャー、入院中の方は病院の医療相談室等に相談するのもひとつの方法です。
気になる施設が絞れたら、実際に見学に行きましょう。資料だけではわからない料金やサービスに関する疑問を解消すると同時に、スタッフや入居者の話を聞いたり、施設の雰囲気を感じ取ったりすることもとても大切です。近隣の環境を確かめることはもちろん、持病のある方は訪問診療の有無や協力医療機関との連携体制なども確認しておくとよいでしょう。
施設の見学は事前に予約していくことをおすすめします。各施設は入居者が生活している場所であるため、突然の見学の受け入れができない場合もあります。また、「食事を試食してみたい」「レクリエーションの様子を見てみたい」などの希望がある場合は特に事前に予約しておく必要があります。
きほんのき 「施設見学のポイント」
施設見学は、直接、相談員やスタッフと話ができるまたとない機会です。 しっかりと疑問を解消するためにも、チェックシートを準備するなどして質問したい項目をまとめて、聞き逃しのないようにしましょう。
費用や複雑な料金体系が理解できたか
介護サービスについて理解できたか
生活全般の家事サービスについて
(どこまでをいくらで)
医療機関との連携、訪問診療の有無
食事の提供や介護食、
嚥下食の対応について
立地や周辺環境が入居後の生活に
不便でないか
イベントやサークルの活動状況
スタッフや入居者の表情、雰囲気はどうか
施設を見学し、入居を希望する施設を決めれば入居の手続きです。入居手続きは各事業者によって異なりますので、見学のときなどに確認しておくとよいでしょう。
一般的には書面契約や費用の支払いのほか、入居前の健康診断をはじめ、診療情報提供書の準備、施設との事前面談やケアプランの作成などさまざまな準備が必要となります。
入居するまでの手続きや、事前準備を経て施設に入居してから、
新しい生活に慣れるまで1~3ヶ月ほどかかると言われています。
ご家族を含め、周りの方々のフォローも大変重要です。
ベストライフには『ライフデザイン室』という入居相談専門の部署を設置しており、専任のライフコーディネーター(相談員)が、お困りのこと、心配・不安なことをうかがうことからはじめます。
利用しやすい価格だけでなく、ご入居の受け入れについても、これまで多くのご入居者様をお世話させていただいてきた実績がある私たちベストライフだからこそ、施設の現場スタッフも一緒になってお受けできる方法を考えます。